企業ブランド評価------携帯電話業界のドン ノキア
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| 2008年の第一四半期、ノキアの携帯電話販売数はアジア太平洋市場(中国を除く)がトップであったが、前四半期から30.9%減少した。2位につけたのはヨーロッパ市場、その次に中国市場が続いたが、中国市場では2100万個の販売数が記録されている。販売数では減少が見られたものの、中国市場のシェアはここ3年で上昇している(2006年35.1%、2007年38%、2008年第一四半期39%)。では、中国の消費者はノキアブランドに対してどのように評価しているのであろうか?サーチナ総合研究所(jp.searchina.com.cn)は2008年4月、全国のモニターにノキアブランドに関するインターネット調査を実施し、1068件の有効サンプルを集めた。 |
| 1、企業全体のイメージ評価 |
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北欧フィンランドから進出しているノキアは、かつて製紙、化学工業、ゴム、ケーブル、電子製品など幅広い領域の製品を扱う企業だったが、今は全世界の通信領域において名実備わる企業となり、基礎設備から端末、音声データなど通信ソリューションを全面的に網羅している。その中でもとりわけデータ通信関係では業界をリードしている。
データ通信関係のすばらしいパフォーマンスを反映してか、中国消費者の9割以上が「信用できる企業」(95.32%)と認識しており、また好感が持てるグローバル企業で、発展の見込みも明るいと思われている。グラフでも、ノキアの企業イメージに対する中国消費者のポジションが十分に証明されている。 |
| 2、企業の製品イメージ評価 |
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ノキアの携帯電話はどのようにして中国市場シェアをこれほどまでに大きくしたのだろうか?まず製品ポジションから見てみると、ノキアは目の前にいる中国消費者の状態、つまり今携帯電話を買う人の多くは若者で、その若者がなにを好むかをしっかりと捉えている。若者は言うまでもなく、ファッション、科学技術、音楽、楽しみ、自由、豊富な色彩を好むが、この肝心なポイントをノキアは一網打尽にしている。ノキアは現在数十種類の携帯電話を市場に投入しており、それぞれが鮮明な個性や内に秘めたものを持ちながらも、ノキアのキャッチフレーズ「科技以人為本(科学技術は人間を基本に)」は製品に共通して盛り込まれており、すべてが明確な市場ポジションを確保している。「科学技術と人」というブランド理念は人を感動させ、深く人の心に入り込んでいる。製品そのものに関しては、「製品の品質がとても高い」(91.29%)、「機能がそろっている」(83.61%)、「外観がきれい」(68.16%)と評価を受けているほか、グラフには出ていないがノキアの携帯は丈夫で落としても壊れにくいという点も中国消費者の共通認識として忘れてはならない点だ。
2007年9月、インドネシアでかつてノキア携帯の爆発事件が発生したことがあるが、これに対してノキアは積極的な調査を展開し、爆発の原因を過熱の危険が存在するためだと明らかにした。ごく稀に電池の充電時にショートして過熱現象が生じ、電池の変形や最悪の場合爆発などを起こすことがわかった。この調査後、ノキアは全世界の4600万個の携帯電話用電池を回収しているが、このような大規模な交換対応を反映してか、消費者のアフターサービスに対する支持は82.30%と高い評価を受けている。グラフからも十分に読み取れることと思う。 |
| 3、企業管理イメージ評価 |
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ノキアの専門店や専売コーナーでは携帯電話を販売すると同時に顧客資料を収集しており、一部では専門店の横に特約補修センターを設けている。また、ノキアには専門のモバイルアフターサービスや既存アフターサービス市場部があり、主にホットライン、製品補修、品質検査、技術サポート、育成訓練、材料管理などの総合的なサービスを提供している。
ノキアの企業管理は他と異なる面を持っている。彼らは企業文化と管理制度を見事なまでに結びつけている。ノキアでより重視されているのは団結精神とコミュニケーションで、これにより会社全体に相互サポート、団結協力、情報共有、成功祝福、積極的前進、勇敢な刷新、対等なコミュニケーションという価値観=企業文化が生まれている。ノキアが中国で採用している人材の95%は現地中国の人材で、これが会社全体の発展に相当大きな力を発揮している。外からの科学技術理念に、内の実状をプラスして、相互学習、相互模索を経て、会社と従業員が共に進歩している。従業員には良好な昇進空間が存在し、多くの優秀な管理人材や技術者が育成されている。
ノキアは中国の通信市場において、成功した企業だと言える。彼らの市場に対する敏感な嗅覚、熟練したマーケティング技能、先進的なマーケティング理念。ノキアは数多くの携帯電話ブランドの中から1歩ずつ上に這い上がって業界のドンとなった。以上のデータからもその理由が十分に証明されている。
台湾の有名な管理育成訓練師である余世維氏は次のように語っている。「四流の企業は価格に、三流の企業はサービスに頼り、二流の企業はブランドに力を注いでいるが、一流の企業は標準が定まっている。IT業界における多く原則はマイクロソフトから制定されたもので、ウィンドウズのOSは今業界の標準になっている。いつかノキアが携帯電話界の標準となる企業になったとしても、多くの消費者は決して驚くことはないだろう!」 |
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