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4-5 グループインタビューの実態-インタビュアがすべて
 5-7人程度の対象者を相手にインタビュアが座談会形式の話し合いを取り仕切り、目的とする情報を引き出す調査方法で、集団面接法ともいわれています。対象者がお互いの発言に刺激されあうことによって与えられた話題を発展させていくところが個人面接とは異なります。

 中国でも大都市などではよく行われるようになってきています。中国の場合は8人程度の対象者が標準のようです。ポイントはインタビュアです。インタビュアが対象者に対して個別に話題を振って個別に見解を得ていてはグループインタビューになりません。対象者間の積極的な意見交流を導き出すようなインタビューアクションが必要になってきます。日本でも難しいといわれるグループインタビューのインタビュア、中国ではその人材育成が現在の課題になっています。

 また、インタビュアの能力に関連して、クライアントのニーズにしっかりと対応した意見交流を実現しなければならないことを考えると、対象者間の意見交流の活性化ばかりでなく、それと日本の実情を結びつけて、日本のクライアントが何を求めているのかのより深いレベルでの把握が必要になります。

 現状、通常のグループインタビューのインタビュアを求めること自体が難しいのに、これに加えて日本の実情に精通した人材となると皆無になります。せっかく調査を行っても、日本の企業が対中進出を考えるにあたってのデータが収集できなければ何の意味もありません。

 調査会社各社でグループインタビューの料金設定を表示していますが、通常、非常に高い料金設定となっています。主にインタビュアの確保などが問題となっているのですが、ただでさえ高い料金に加え、そうした料金設定はクライアントが日本の企業であることは考慮されていませんので、細心の注意が必要です。
■中国におけるグループインタビューケーススタディ
1.調査目的 日系メーカーがビールの新製品を販売をしたい。すでに中国における展開では実績を持っているが、この新製品によるさらなるシェア拡大を目指したい。
2.調査エリア 上海(今回のビール販売はテストケースとして上海でのみ行っているため)
3.調査対象 ビールをよく飲む消費者の中で、このメーカーの製品の愛好者、このメーカーの製品をたまに飲むユーザー、このメーカーは知っているがあえて飲んだことはないユーザーを原則的に三等分。
4.目標サンプル数 5-8人1グループ×5
5.調査手法 上海のビール愛好者の中からさらに属性を分類
 ↓
会場を設け、インタビュアを手配、対象者に連絡
 ↓
調査実施、終了後テキストマイニング
6.調査期間 調査設計から報告書の作成までおおよそ45-55日。
出典:サーチナ
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