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| 4-1 電話調査の実態-属性の掌握に不安
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中国におけるマーケティングリサーチはどう展開すればよいのでしょう? 専門の調査会社に委託することになると思いますが、その前に、どのようなリサーチの手法が中国において存在するか、日本などで通常行われている調査が中国で可能かどうかを概観しておきましょう。
電話帳などから無作為に抽出して、実際に電話をかけて回答を得るのが電話調査です。都市部の電話普及率は80%を超えており、3人に1人の割合で電話がある中国ならば、理論的に実施は不可能ではありません。
現在では、実際に中国で電話調査を行っている調査会社も多数存在します。ただし、回答者の情報が当初は電話帳に限られているため、日本のように平均的な家庭が集中している国では有効ですが、中国では非常に大きなブレが出ることが予想されます。
例えば、自動車の購買意欲について聞いてみたいために電話調査を実施したところ、低所得者層家庭ばかりが対象となってしまったために、有効な回答を得ることができなかったなどがあります。所得格差の激しい中国において、自動車などの高級消費財に関する調査を行う場合などは特に、事前に属性をスクリーニングすることが必要となりますが、電話調査ではこのあたりの融通が利きません。
現在では、中国でも電話調査に関するインフラが整備されてきており、CATI(Computer Assisted Telephone Interviewing)を導入している会社も存在します。短期間で効率よくデータを回収できるものとして注目されています。
中国において、電話調査の価格は、会社によっても大きく違いますが、サンプル単価50-200元ほど、最低サンプル数300-500ほどというのが相場のようです。これは中国の調査会社が中国企業に対して行う場合の価格であり、海外企業に対しては別の料金設定(往々にして対中国企業の数倍)をしている場合もあります。 |
| ■中国における電話調査ケーススタディ |
| 1.調査目的 |
日系メーカーの飲料水が中国で全国発売された。発売開始直後の消費者の反応を早急に知りたい。 |
| 2.調査エリア |
北京、上海、広州、大連、南京の五つの都市に限定(中国の最も先進的な部分を象徴していると思われるため)。 |
| 3.調査対象 |
飲料水を好んでよく買うことが予想される18-30歳の男女。 |
| 4.目標サンプル数 |
1500 |
| 5.調査手法 |
電話帳などから世帯数などの比例に応じて無作為に抽出
↓
製品や製品名の浸透状況を調査
↓
購入したあるいは購入見込み層の抽出
↓
広告キャンペーンの浸透度をチェック |
| 6.調査期間 |
調査設計から報告書の作成までおおよそ20-30日。 |
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| 出典:サーチナ |
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