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1-6 外資系調査会社とは?
 あらゆる意味で、中国において最も有力なのが外資系の調査会社です。安定しているが機敏に動けない政府関連調査会社(機関)、対応はすばやいが安定に欠ける民間調査会社に対し、外資系調査会社は一般的に資金力が豊富で、自国やその他の国などで勝ち得た信用力及び経験を最大限に駆使して、中国の市場開拓にも余念がありません。

 そもそも中国にマーケティングリサーチという概念が伝わったのは、対外開放に伴う海外の大型企業の中国進出がきっかけです。通常、中国に進出しようとする企業は信用度の高い調査会社を利用してリサーチを実施することになります。

 外資系の調査会社というのは、具体的な案件を伴って進出する場合が多く、ローリスクで事業展開できることになります。受注は多いが商売をする気の少ない政府関連調査会社(機関)や受注したいが仕事の少ない民間調査会社とは最初から環境が異なります。

  ただし、外資系の調査会社は外資系ということで税制上などで優遇政策が適用されることがある反面、優遇政策以上の事業展開に関する規制が存在します。情報に対しては敏感な中国ですから、外資系によるマーケティングリサーチに対して当局が慎重な姿勢を示すのは当然といえます。

 また、往々にして外資系の調査会社は自国や中国以外の国で成功したモデルをそのまま中国に応用して事業展開を図ろうとする傾向があります。

 中国はあらゆる意味で、日本の常識、あるいは世界の常識では推し量ることのできない独特の習慣があり、ほかの国で成功したことが中国でそのまま成功する確率は極めて少なくなります。それで痛い目をみる外資系調査会社も多いようです。
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