| |
|
| 1-5 民間調査会社
|
外資によってマーケティングリサーチの概念がもたらされた中国において、最も躍動したのが民間資本です。それは、1.会社設立が通常の事業と比べて難しくない、2. 資本が少なくても設立可能、3. 未開拓の市場でチャンスが多くあると思われたこと、などが要因となっています。
ただし、マーケティングリサーチは非常に専門性の高い分野ですので、会社を設立してもすぐに事業に行き詰まって倒産するというケースも珍しくありません。
特徴としては、政府関連調査会社(機関)と違い、営業努力をいとわず、メディアなどを利用した積極的なPRなども行い、ほかにはない柔軟性や機敏さによって、自身の知名度向上、さらには案件の受注につなげようとする意欲に溢れているところです。
また、しっかりとした民間調査会社であれば、米国からの留学生などを積極的に採用して、マーケティングを専門として学んだリサーチャーを抱えているため、調査の質も高まります。また、当然のことながら顧客第一主義になりますのでサービスは抜群です。
ただし、基本的には後ろ盾がありませんので経営リスクは非常に高いといえます。情報に関する制限が多い中国において、事業展開の際の規制が非常に多く、これが足かせとなるのです。
さらに、一般的には資本力が薄弱です。人材の確保も難しく、人材の流出が一番の悩みの種となっています。ここ数年内にできた若い会社だけに、人材流出がこれら会社の生命力を削ぎ取っています。
会社を維持運営していくだけであれば問題はありませんが、企業規模を拡大したりさらに高レベルのマーケティングリサーチが提供できるかには疑問が残ります。 |
|
|