中国人の仕事価値観と転職観
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| 仕事価値観は比較的安定性があり、従業員の行為に深い影響を及ぼすもので、会社管理における重要な基礎の1つである。企業の規則制度などの外的規範体系と比べて、仕事価値観は更に直接的、有効的に従業員の行為に影響を与える。企業管理者は人が持つ仕事価値観における動機づけ要因を利用し、組織の秩序化を実現していくのがよいだろう。現在中国人の価値観は多元化の傾向にある。従業員の仕事価値観の特徴を理解し、これらと組織との関係を分析し、効果のある管理措置を制定することが今、非常に求められている。サーチナ総合研究所(jp.searchina.com.cn)が出版した『中国消費者の生活実態2008-2009』では、中国人の仕事価値観に対しての関連データが収められている。今日は、この一部を紹介しよう。 |
| 1、中国人が認める企業は「自分の能力が発揮できる」企業 |
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| 上のグラフのとおり、「能力を発揮することができる」がモニターに最も重視された要素で、続いて「福利制度が完全」と「高収入」はそれぞれ2、3位となった。現状、中国人が認める企業とは、もはや収入と待遇などの保障的要素だけに留まらず、更に自分の能力を十分に発揮することができるか、自己実現ができるかなどに注目され、動機づけ要因がより重視されている。動機づけ要因は従業員の積極性に対しより大きな限界効用をもたらす。従業員の自己実現体験回数が増えるにつれ、仕事上で得られえた仕事満足度も高くなり、それによって仕事効率もますます向上していくのである。 |
| 2、収入への不満は従業員が転職する主因 |
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中国人の転職理由に関する調査結果を見ると、収入への不満が転職の最も主な原因であり、他の原因をはるかにしのいでいることがわかった。自身の衛生要因が満たせていない時、中国人従業員は「転職」という考えを脳裏に浮かべるようだ。転職理由のランキングでは、動機づけ要因はあまり重要視されていなかった。また男女別では、転職の際、女性は収入と福利厚生を、男性では収入と昇進の見込みについていっそう重視していることがわかった。
以上から、企業が従業員の流出を減少させる上では、下記の措置が採用できると考える。
1、福利の向上により待遇全体の限界効用を期待する
2、育成訓練と能力向上により潜在的従業員を惹きつける
3、より多くの自己発揮空間を与える
4、良好な仕事環境を構築する |
| 3、「給料がよい」は欧米企業の人材獲得材料 |
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各国企業への評価を見てみると、欧米企業は「給料がよい」、「能力発揮、上昇に有利」、「将来が有望である」という3つの要素で一番高い評価を得た。中国の国有企業は「人間関係がよい」と「福利制度がよい」という点で他の企業形態より優位に立っていた。全体では、中国企業は人間関係面で外資企業に勝り、外資企業は給料、待遇面が中国企業より明らかに高い。中国人の対外資系企業評価では、欧米企業は各要素の評価が日本企業と韓国企業のそれより高く、日本企業と韓国企業は大体同じレベルであった。
各企業タイプ別にもう少し詳しく見てみよう。中国の国有企業の良好な福利制度はモニターに公認されていると言える。また中国の民間企業は能力発揮における評価が高い。日本企業については、特に際立った高評価は見られず、あえて言えば「給与」と「能力の発揮」が他の評価より相対的にやや勝っている程度である。また、欧米企業の給料に対する評価がダントツに高いことは、上記の図のとおり非常に明らかである。
上述のとおり、仕事価値観は個人、部門更には企業の運営に対して極めて重要な影響を与える。企業の管理者は従業員の価値観の変化及びこれが経営管理と経済効果に与える巨大な作用を重視しなければならない。そして従業員の仕事価値観から組織規範を導き出し、組織効率を全面的に高め、人材の流出を防ぎ、従業員の仕事満足度を高めていくべきである。 |
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