新政策下での投資家の現状
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「株にリスクはつきもの、投資は慎重に」との言葉は古参新参に限らず適用されるが、中国の投資家は本当に慎重な投資をしているだろうか?急膨や暴落に耐えうる準備は出来ているだろうか?上半期の株式市場における壊滅的暴落、そして昨今起こった反発。あまり大規模ではなかったが続落の可能性があった中での株価の回復は、数ヶ月間絶望に暮れていた多くの投資家たちに若干の希望を与えた。これに対し中国証監局は「証券公司監督管理条例(証券会社監督管理条例)」と「証券公司風険処置条例(証券会社リスク対処条例)」を制定し、証券会社への監視と管理を強化すると同時に、中国証監会主席尚福林氏は先般、この2つの条例の施行における5つの要求を提示した。
では、この新たに施行された2つの条例と5つの要求に対して、投資家たちはどのように考えているのだろうか?サーチナ総合研究所(jp.searchina.com.cn)は2008年5月に実施した 「新政策に対する投資家の意識調査」の結果を元に分析を試みた。調査は北京、上海、広東、江蘇、浙江、遼寧、四川、山東、福建、湖北など投資家人口の多い10都市から1000名の回答を収集した。 |
| 1、新政策下での投資家の現状 |
| 昨年の6月の『中華新聞網』によると、「2006年1月1日から2007年5月までの17ヶ月間、個人投資家の平均収益率は244.62%だったが、同期間の上海、深セン300指数は326%上昇しており、約86ポイントの乖離がある」と報道している。つまり小口投資である個人投資家の収益は、市場そのものの上昇レベルに達していないということだ。株式市場は変化要素を多分に含むが、今年上半期の株式市場に関しては、明らかに下り坂にあると言える。現状、中国の投資家たちは株の上下変動と共に一喜一憂しており、株価に関わらず今尚多くの個人投資家たちが株式に情熱を注いでいることは事実である。 |
| A、投資家の収益状況 |
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| 上のグラフはモニターの資金に対する株式購入率と収益状況を示したものである。これを見ると、30歳以下の投資家では、証券会社に口座を持ってはいるものの実際に株式を購入していない人の割合が30歳以上の投資家と比べて多く、その分株式での損益は少ないことがわかった。 |
| B、株式市場に対する発展予測 |
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| 今後半年の株式市場の展望について、40%以上の回答者が「近いうちに比較的大きな株価の上昇がある」と考えていた。また別の約40%のモニターは「このまま変動なく、均衡を保つ」と考えており、比較的楽観視している投資家が多かった。 |
| C、A株の対外開放について |
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| 以前の株式市場と比べ、現在は市場がやや整ってきた感がある。A株の対外開放について聞いた質問では、60%以上のモニターがA株の対外開放に賛成しているが、反対意見も12.8%存在した。 |
| 2、新政策に対する認知度と収益の関係 |
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| 投資家の収益状況と新政策に対する認知度との関係性を上記グラフに示した。新政策に関して「知らない」と答えた回答者の収益状況を見ると、「知っている」と答えた回答者と比べて明らかに収益が少なく、70%以上が欠損している。新政策に賛成していると答えた回答者は半数以上が収益を上げるか、均衡を保っていた。これにより株式に情熱を注ぐだけではなく、新政策を理解することも投資家にとっての必須課題だと言えるだろう。「証券会社監督管理条例」と「証券会社リスク対処条例」は政府の長年の株式市場に対する監督実績に基づいてまとめられたもので、「証券法」「公司法(会社法)」などの法律規定が細分化されたものとも言える。規定では、株式のリスクに対する予防策の他、問題が発生した後の対処方法にも触れられており、投資家の合法的権益と株式市場における秩序を守る強力な武器ともなっている。 |
| 3、新政策への5つの要求について |
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中国証監会主席の尚福林氏は、先日施行された「証券会社監督管理条例」と「証券会社リスク対処条例」により株式市場に対する日常的な監督管理を徹底し、違法行為に対して厳粛な調査、処置をすべきであると表明した。アンケートでは、証券会社に対する責任追及制度の施行、リスクコントロール、顧客サービスの徹底、着実な刷新、情報システムの万全なセキュリティ管理など5つの要求項目を「知らない」と答えたのは僅か4.6%に過ぎず、ほとんどの回答者はこの5つの要求を比較的理解していた。先ほど新政策への理解度と収益率が比例の関係にあることは述べたが、ここでは40%近くの回答者が新政策によるリスクコントロールが最も重要だと考えていた。投資家たちは常に自分たちにでき得るリスク回避策を考えているが、やはり内心では暴落等のリスクを非常に恐れており、国家が厳格に株式市場のリスクをコントロールしてくれることを希望している。続いて27.7%の回答者は、責任追及制が最も重要だと考えており、株式市場で何らかの問題が発生した場合、管理機構による厳格な検査及び責任追及が行われることを希望している。
現在、中国の個人投資家は市場の流れに任せた投資、つまり株価の上下によってこまめに売り買いし、その差額で収益を得る投資スタイルが主流だ。個人投資家の株式回転率は高いが、それは収益率の高さを意味するものではない。かつて上海株指数が1000ポイントだったとき、A株の株価水準は海外と比べて低く、A株とH株の指数が逆転することも少なくなかった。
しかし、大陸の株式市場は未だ発展を続けており、このような現象も今や過去の出来事であり、これからの未来を占うものではない。中国の目覚しい発展に伴い、新政策と投資家達の収益との関係が良好なものであるように願いたい。 |
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