成長が続く中国市場において、企業間の競争は日に日に激しくなっている。多くの企業が多次元化した市場ニーズに応える為に、研究開発を繰り返しながら新しい商品を市場投入している。また細分化された市場、ターゲット戦略によって目標とする消費者の生活スタイルや購入動機を把握し、「スモールマーケット・ビッグシェア」という発展計画を実現しようとしている。ただここで忘れてはならないのが、消費者の消費行為は具体的な製品の購入行為に体現されるだけでなく、その生活スタイルに現れる観念や価値観が購入決定への潜在的な後押しとなっているということだ。
サーチナ総合研究所では、目標とするターゲットの消費観念や生活スタイルを全面的に把握し、購入時に潜在する「駆動力」を探るべく、『中国消費者の生活実態2008-2009』で実施した中国高所得者層のアンケート結果の分析を試みた。下記は不動産、旅行、金融投資に関するデータをまとめたものである。中国の経済発展の地域差を考慮し、ここでは高所得者の定義を世帯月収15,000元以上とした。