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調査報告
B to Cネットショッピングの道――任務は重く道のりは遠い

  『中国インターネット発展状況統計報告』によると、2007年12月の時点で中国のインターネット利用者数は2.1億人にまで達し、そのうち4640万人がインターネットでショッピングをしており、インターネット利用者全体の22.1%を占めているという。この数字から、ネットショッピングはすでに社会に受け入れられたショッピングスタイルになったと言える。ネットショッピングのスタイルを見てみると、個人ショップか個人的性格の強いネットショッププラットフォームで買い物をしている人が最も多く、B to Cのような生産メーカーのオフィシャルサイトや専門の代理店サイトでショッピングするスタイルは、まだ第一の選択とはされていないようだ。サーチナ総合研究所(jp.searchina.com.cn)は、ネットショッピングの利用者に買い物心理やB to Cスタイルの長短所に関するインターネット調査を実施している。調査範囲は全国、ネットショッピングの経験があり、独立した購買能力がある800名からの回答を有効サンプルとし、無作為に抽出した。この結果がネットショッピング関連企業や代理店各企業の将来の発展に参考として頂ければと願う。

  周知のとおり、売り手の信用度、商品の品質、買い物の安全性という3大要素は、インターネットショッピングにおいて消費者が最も重視する基本的な3要素で、同時にネットショッピングにおけるボトルネックとも言える。つまり、この3つの要素をしっかりとらえることが自社のユーザーを掴んでおく上での基本となる。今回の調査結果を見ると、生産メーカーと代理店はこの3つのポイントの評価が個人のネットショップをかなり上回っていた。
  では消費者からの評価は高いB to Cのショッピングスタイルがどうして個人のネットショップが抱える多くのユーザーを取り囲めていないのか。サーチナ総合研究所の調査では、ネットショッピングをする理由として、33.5%の人が価格の安さを、また26.4%はネットショッピングの利便性を挙げており、中国のネットショッピングニーズはまだ価格と利便性ニーズに留まっていることがわかった。ネットショッピングへの認識がまだ深い段階に達しておらず、まだ習慣化していないことの現れだと言える。また生産メーカーや代理店の評価は、値段の安さ、買い物過程の簡略化や支払方法の融通性において個人ショップよりも劣っており、これが顧客を抱え込めていない主な原因となっている。

  具体的に見てみると、まず大多数の生産メーカーや代理店は商品売価に運賃を加えることで、従来の一般販売の商品価格とほぼ同じか、コンピューターのハードウエアなどは市場価格よりも高く、価格に敏感な消費者の流失を起こしている。C to Cショッピングスタイルと比較すると、これがB to Cスタイルの最大の短所となっている。次に、買い物過程が面倒で、支払方法も機転が利かないことがB to Cスタイルの発展を制限する要素となっている。買い物過程の煩雑さは買い物の利便性を重視する消費者に深刻な影響を与えており、支払い方法についても生産メーカーや代理店の扱う支払方法はやや単一的で、個人ショップの多様な支払方法がより消費者のニーズを満たしているのが現状である。
  長い目で見ると、B to Cのネットショッピングスタイルはネットショッピング全体の重要な地位を占めていくだろう。しかし様々な要素の制約により、現在から今後しばらくにかけては、B to Cスタイルはやや小さな比重を占めるに過ぎないだろう。ネットショッピングの現状を考えると、生産メーカーや代理店がインターネットショッピング分野で新天地を切り開きたいのであれば、まず個人店と比較した自身の優位を広く宣伝すべきで、例えば自身の信用度の高さ、商品の品質とアフターサービスが保障されていること、ショッピングの安全性など、「市場育成段階」ではこのような宣伝はしっかりとしておくべきである。次に、もっと顧客の買い物心理や買い物傾向に関心を持つべきで、例えば、できるだけ顧客の心理価格ラインに合わせて製品の価格を調整したり、多様な支払方法を整備するなどである。製品とサービスが消費者の心に受け入れられなければ、顧客を魅了し、彼らを引き留めておくことはできないのだ。当然のことのようであるが、これを実現するのにはやや長い時間を必要とするだろう。しかし、怠ることのない努力が必要だ。B to Cネットショッピングの道―任務は重く道のりは遠い!


1.調査企画:新秦商務諮詢(上海)有限公司(上海サーチナ)
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査地域:中国全土
4.対象性別:男性1000人、女性1000人
5.回答者数:2000人
6.データ元:『中国消費者の生活実態2008-2009』上海サーチナ(サーチナ総合研究所)
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